古語動詞活用型別行別一覧〜はじめに
🔴はじめに
「品詞別日本文法講座3動詞篇」(鈴木一彦・林巨樹編、1972年、明治書院)の巻末の「活用型別動詞一覧」(鈴木丹士郎編)はなかなか便利なのだが、語頭の五十音順に並べてあって、活用行別にはなっていないのが使用上ちょっと残念に思う。
そこで、一応私の所持する主な古語辞典のそれぞれの(私が所持する中での)最新版に載っている古語動詞を活用型別行別にした一覧表を作成してみたい。
以下、使用した古語辞典とその略称。
★講談古⇒「講談社古語辞典」(佐伯梅友・馬淵和夫、1969年12月、講談社)
★大基三⇒「基本古語辞典・三訂版」(小西甚一、1974年3月、大修館書店)
★三セレ⇒「三省堂セレクト古語辞典」(桑原博史・三省堂編修所、1987年12月、三省堂)
★最詳解⇒「最新詳解古語辞典」(佐藤定義、1991年10月、明治書院)
★古典基⇒「古典基礎語辞典」(大野晋・須山名保子他、2011年10月、角川学芸出版)
なお、仮名表記が同じでも辞書によって別々の項目が立てられていたり一つの項目に纏められていたりするが、なるべく細かく区別するようつとめた。
また、「うち」のように接頭語として使われる語は「うち−みる(うち見る)」のように接頭語であることを示すための「−」を入れ()内は仮名表記とした。